売れるレベルのハンドメイド作品とは?品質などをチェックして自信を持って出品しよう!
「ハンドメイド作品を販売できれば嬉しいけど、自分の作品って売れるレベルなのかな?」と思ったことはありませんか?
フリマアプリやハンドメイドマーケットの普及により、販売までのハードルは下がってきています。しかし自分の作品でも売れるのか・売ってクレームや炎上につながらないか不安になることもあるかもしれません。
そこでこの記事では、ハンドメイド作品の売れるレベルや目安、販売する際の注意点を解説します。これからハンドメイド販売に挑戦しようと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
ハンドメイド作品の売れるレベルはどのくらい?
ハンドメイド作品はプロのような高品質のものからひどいものまで玉石混交の状態です。
販売するプラットフォームは多数ありますが、メルカリでは「ひどい」と言われる商品があったとも聞かれます。
そもそも「売れるレベル」のハンドメイド作品とはどのようなものなのでしょうか?「売れるレベルではない」などとあまりに酷評されると、売るのが怖いと思ってしまいますよね。
販売に当たって、何を基準に考えたら良いのか以下で解説します。
相手目線で満足してもらえるレベルか
ハンドメイド作品を販売するなら、まずは売りたい相手を想定してみましょう。これをペルソナ設定と言いますが「どのくらいの年代の方がどういう時にどういう使い方をしたいのか」といったターゲット像を具体的に考えてみることが大切です。
ペルソナを設定できたら、あとは満足してもらうためにできることをしましょう。ペルソナのニーズを満たす作品であれば売れるレベルと考えられます。
自分目線ではお金を出す価値があると思えるレベルか
その作品は、自分がわざわざお金を出して欲しいと思えるものですか?
「これだけ材料費がかかった」「愛着がある」「制作にかなり時間がかかった」などを考えると、売りたい金額にも影響するかもしれません。
しかし、その売りたい金額に対して、お金を払っても良いと思えますか?そこまで思えないなら、出品しても多くの人には購入してもらえない可能性が高いと考えられます。
基本的には売り手と買い手がいれば成り立つもの
上記のように「相手目線で満足してもらえるか」「自分目線でお金を出そうを思えるか」という考え方は大切です。
しかし、結局は売り手と買い手がいれば売買は成立します。
プロのようなクオリティでなくても、お客さんが「この作品は自分では作れない!」「この値段なら買っても良い」と思えれば買ってもらえるものなのです。
ハンドメイド作品のレベルの目安
自分のハンドメイド作品のレベルを把握するには、どういった点に注目したら良いのでしょうか?
特に心がけたい・チェックしておきたいポイントについて以下で解説します。
強度は十分か
大量生産でも時に強度が不十分なものはありますが、ハンドメイドでは「特に強度が心配」と思うお客さんも多いものです。
布製品などでは縫製がしっかりしていなければ、使い始めてすぐにほつれてしまうかもしれません。
しかし、強度に関しては、実際に使用してみないと分かりにくいものです。そこで、できれば自分がテスト使用するか友人などに使用してもらうかして、耐久性を確認しておくと良いでしょう。
このテスト使用であまりにすぐ不具合が出るようだと、レベルの低いものとみなされる可能性があります。
品質に妥協はないか
ハンドメイド作品の品質は、スキルにより大きく左右されます。ジャンルにより差はありますが、制作に使う技法・テクニックなどでよりレベルの高い作品が作れるでしょう。
これは経験年数やスキルの習得により変わるものですが、今の時点で自分が作れる最高のクオリティのものが作れているかが重要です。
細かな点も手を抜かず現時点でも最高の仕上がりになっているか、妥協していないか、今一度確認しましょう。
同じジャンルの中で劣っていないか
ハンドメイドで同じジャンルの作品を見ると、実に様々なレベルのものがあります。
人気のテーマやデザインなどはある程度傾向があるため、売れている作品の中には少し似たものもあるかもしれません。
そんな中自分の作品が差別化できている点があるか、反対に足りない点はどこか、ジャンル内での位置付けはどのあたりか、などをあらためて客観的にみてみると良いでしょう。
価格は適正か
ハンドメイド作品のレベルを考えた時、価格設定は難しいものです。高過ぎれば売れませんし、安すぎると品質に不安を持たれて売れない場合があります。
上記のようにジャンル内の位置付けがわかれば価格設定にも活かせるはずです。
価格設定に関してはこちらの「ハンドメイド価格設定」の記事で適正価格の付け方など詳細を解説しています。
ハンドメイド作品のレベルを上げるためにできること
ここからはハンドメイド作品のレベルを上げるためにできることを紹介します。
材料にこだわる
ハンドメイド作品のレベルを上げたいなら、材料にこだわると良いでしょう。
布製品なら生地、アクセサリーならビーズや金属の素材、その他様々な素材の質にこだわることで、高品質な作品を探している人の目に留まる可能性もあります。
リサーチをする
自分の作品のレベルを上げるには同じジャンルの他の作家さんの作品をリサーチすると良いでしょう。
- 売れている作家さんの作品は何が違うのか
- どういうところが人気なのか
- 今のトレンドは何なのか
一例ですが、このように売れる要因を分析すると今後の制作に活かせるはずです。
ハンドメイド作品を販売するときの注意点
ここからはハンドメイド作品を販売するときに覚えておきたい注意点を解説します。
素材の商用利用の可否を確認する
ハンドメイド作品を販売するなら、使用する素材が商用利用可能かどうか確認しておきましょう。
特に布などでは注意が必要です。
- 有名キャラクターやブランドロゴがプリントされた生地
- 商用利用不可の生地
一例ですが、上記のような素材を使った作品を販売すると著作権や商標権の侵害となるおそれがあります。また素材ではありませんが、書籍などのレシピをほぼそのまま使った作品の販売もほとんどの場合はNGです。
手間暇かけて作った作品でトラブルや法的な問題となってしまうのは避けたいものです。販売を考えているなら、素材やレシピなどが商用利用可能かあらかじめ確認しておきましょう。
ハンドメイドと著作権についてはこちらの記事で詳しく解説しています。(内部リンク「ハンドメイド 著作権 販売しない」)
模倣しない
ハンドメイド作品は大量生産品と違い、オリジナリティが求められます。
他の作家さんによる素敵な作品が目に入る機会も多いでしょう。しかし、他の作品の模倣はパクリと言われる可能性があるだけでなく、場合によっては著作権侵害として訴えられるリスクもあります。
もし模倣した(もしくは限りなく似た)作品を作るなら販売せずに個人で楽しみましょう。また、他の作品を参考にした作品を作り販売するなら、自分ならではのオリジナル要素を盛り込まなければなりません。
作品の説明文は注意して記載する
特に素材や取り扱いに関してはトラブルを回避するためにもお客さんの目線に立って記載を心がけましょう。
作品によっては一例として以下のような記載が必要となる場合があります。
- 天然素材(天然石など)のため個体差がある
- 1つ1つ手作業で制作しているため写真と異なる場合がある
- 濡れた状態で使用を続けると変色する場合がある
- 乾燥機にかけると縮むおそれがある
起こりうるトラブルを想定して説明文に注意書きをし、お客さんが「写真とイメージが違う」「買って使ったら、すぐダメになった」と困らないようにしましょう。
ハンドメイドマーケットの規約をよく確認する
ハンドメイド作品を出品できるマーケットは多数ありますが、それぞれに利用規約があるため、確認しておく必要があります。
多くのマーケットで共通して禁止されている行為は以下の行為です。
- ノークレームノーリターンの記載:問い合わせや返品を受け付けないと見なされる
- 許可のないDM送付:商品の送付以外に個人情報を使用してはいけない場合がほとんど
- 他の販売サイトへの誘導:複数のマーケットで販売することは問題ないが、誘導すると誘導先にしか利益が入らなくなる(最初に閲覧したマーケットには利益が入らない)
規約違反や違法な行為とならないよう、面倒でもマーケットの利用規約はあらかじめ確認しておきましょう。
まとめ|自分のハンドメイド作品が売れるレベルかどうかチェックしよう
ハンドメイド作品をこれから販売しようと考えた時、自分の作品が本当に売れるのか、売っても問題ないレベルなのか気になりますよね。
大前提として「自分がお金を出して買いたいと思えるものか」「想定するお客さんに満足してもらえそうか」どうかを考えましょう。
具体的には強度や価格、競合の中で劣っていないかなどを目安にして考える必要があります。
これらを意識して自分の作品のレベルアップに努め、お客さんに喜んでもらえる作品を制作していきましょう。
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