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動画クリエイターの平均年収は?効率的に収入アップを目指す方法も紹介

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近年、動画コンテンツの需要拡大により、動画クリエイターを志望する方が増えています。一方で「動画クリエイターの平均年収は?」「独立して安定した収入を得ることはできるのか」といった不安を抱える方も少なくありません。

動画クリエイターの平均年収は400万円以上と、一般的な会社員と大きく変わりませんが、なかにはフリーランスとして年収1,000万円以上の収入を得ている方もいます。

そこで当記事では、動画クリエイターの平均年収について紹介します。効率的に収入アップを目指す方法も解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

動画クリエイターの平均年収

結論から述べると、動画クリエイター(正社員)の平均年収は448万円です。


引用:求人ボックス「映像制作の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」

一方、国税庁による「令和3年分 民間給与実態統計調査」では国内の平均年収は443万円となっています。つまり、動画クリエイターの収入は国内平均と大差ないことがわかります。

とはいえ、動画クリエイターの平均年収は雇用形態や地域などによって若干変動するため、以下でそれぞれ詳しくみていきましょう。

雇用形態・地域・分野別の平均年収は?

動画クリエイターの平均年収を雇用形態・地域・分野別でまとめました。
※以下求人ボックスを参照

【雇用形態】

正社員 448万円
派遣社員 約303万円

内訳:時給1,579円×1日8時間×月20日稼働×12ヶ月

パート・アルバイト 約199万円

内訳:時給1,039円×1日8時間×月20日稼働×12ヶ月

【地域※正社員】

東京都 414万円
愛知件 360万円
大阪府 365万円
広島県 336万円
福岡県 333万円

【分野別】

ゲーム

※エフェクトデザイナー

479万円
ゲーム

※モーションデザイナー

473万円
映像編集 398万円
映像ディレクター 446万円

正社員の給与水準は比較的高い傾向にあります。なかでも、ゲーム系やディレクター職などの平均年収はとくに高いという結果になりました。

フリーランスなら年収1,000万円も可能!

動画クリエイターは、技術や実績を積むことでフリーランスとして独立できます。フリーランスの報酬は案件によって差があり、高単価案件を請け負うことができれば、年収1,000万円も夢ではありません。

実際に、フリーランスの動画クリエイターとして高年収を得ている方も多数存在します。「年収1,000万円を目指したい」「自分の実績をより評価してもらいたい」と考える方は、正社員よりもフリーランスとして独立するのがおすすめです。

動画クリエイターになるには?

動画クリエイターになるには、いくつかの方法があります。未経験から動画クリエイターになる方法を集めましたので、参考にしてみてください。

未経験OKの動画クリエイターの求人に応募する

未経験から動画クリエイターになるには「未経験OK」の求人に応募する、という方法があります。働きながら、映像制作をはじめ動画クリエイターになるために必要なスキルや経験を積むことができます。

20代〜30代前半の若年層であれば、未経験を歓迎する求人が多数ヒットするはずです。未経験採用でいきなり高年収を実現するのは困難ですが、経験を積んで転職すれば着実に収入アップを目指せます。

独学でスキルを身につけ、転職活動を行う

未経験OKの求人は多数存在するものの、少しでも良い条件で転職したい場合は独学でスキルを身につけておくのがおすすめです。最近は書籍や動画コンテンツが充実しており、独学でも動画クリエイターの知識やスキルを学べます。

また学ぶだけでなく、実際に動画コンテンツを制作してみて、ポートフォリオを作成すれば、選考時にアピールできます。動画クリエイターは資格よりも経験や実績を重視される傾向にあるので、視覚的にアピールできるものを用意しておきましょう。

専門学校で専門知識を学んで就職する

独学が難しいなら、専門学校で専門知識を学んで就職するという方法もあります。動画クリエイターに必要な映像制作スキルを学べるだけでなく、学校側から就職活動に関するアドバイスももらえます。

また最近では、オンラインで受講できるスキルスクールも豊富です。なかには映像編集・制作スキルのほか、ポートフォリオ作成や案件獲得までサポートしてくれるスクールもあります。

クラウドソーシングやマッチングサイトを活用する

転職ではなく副業やフリーランスとして稼ぎたい方は、クラウドソーシングやマッチングサイトを活用するのがおすすめです。初心者向けの簡単な案件も多く存在するので、未経験から実績を積んでいきたい方に向いています。

クラウドソーシングの初心者向け案件の報酬は低いですが、未経験の方でも参入しやすいというメリットがあります。実績やスキルを積んでいくことで、高単価案件を受注できるようになるでしょう。

また、マッチングサイトやクリエイター向けのプラットフォームを活用すれば、効率的に人脈構築や意見交換もできます。

動画クリエイターとは

動画クリエイターとは、映像コンテンツを制作する仕事です。仕事内容は多岐にわたり、マルチに対応できる人材であるほど重宝される傾向にあります。

以下では、仕事内容や必要な資格・スキル、将来性について紹介していきます。

仕事内容

動画クリエイターは広く「動画コンテンツを制作する仕事」を指すため、仕事内容は多岐にわたります。具体的な業務は以下のとおりです。

  • 台本作成
  • 撮影
  • 音響
  • 動画編集
  • プロデューサー
  • 営業活動 など

正社員であれば分業されるケースもありますが、フリーランスや副業で活躍するなら、すべての業務を自分で進めなければいけません(案件による)。

必要な資格・スキル

動画クリエイターに必須の資格はありません。一方で、動画クリエイターとして活躍したいなら、技術・制作系スキルやビジネススキルは必要不可欠です。

具体的には、以下のようなスキルが求められます。

  • 動画編集・加工スキル
  • 撮影・音響スキル
  • ディレクションスキル
  • デザインに関する知識
  • コミュニケーションスキル

動画クリエイターがもつスキルは年収にダイレクトに影響します。動画クリエイターになりたい方は、あらかじめ理解しておきましょう。

将来性

動画コンテンツの需要は拡大し続けており、動画クリエイターは将来性が高い仕事といえます。視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社の調査結果では「スマートフォンからの動画視聴時間が4年間で約4倍以上に成長している」とされています。

引用:Nielsen NetView「Digital Trends 2019上半期」

とくに若年層では、YouTubeの動画視聴時間が急増中です。動画コンテンツの供給には人材が必要であり、スキルがあればあるほど「働いてほしい」という企業が多く存在します。

動画クリエイターとして収入アップを実現する方法

動画クリエイターとして収入アップを実現する方法を紹介します。スキルを磨いたりキャリアアップを目指したりすれば、年収100万円以上アップも夢ではありません。

映像制作に附帯するスキルを身につけ、マルチな人材を目指す

動画クリエイターとして収入アップを実現したいなら、映像制作に付帯するスキルを身につけ、マルチな人材になりましょう。「動画編集だけ」という人材よりも「台本作成やプロデュースもできる」というほうが重宝されます。

マネージャーやディレクターなどへのキャリアアップを目指す

収入アップを目指すなら、技術側からマネージャーやディレクターといった制作・マネジメント側へのキャリアアップを目指すのがおすすめです。

とくに正社員の場合は、収入面において技術側よりも制作・マネジメント側のほうが優遇される傾向があります。

また転職による年収アップを目指す際にも、現場だけができる人とマネジメントもできる人では、後者の方が好条件で転職できる可能性が高いです。

より高い年収の企業に転職する

給与水準は企業によって異なるため、平均年収が400万円の企業で年収600万円以上を実現するのは難しいでしょう。

そこで、現職での年収アップに限界を感じている場合は、より高い年収の企業に転職するのがおすすめです。

給与水準が高い企業に転職すれば、経験を考慮したうえで比較的簡単に収入アップを実現できます。

副業もしくはフリーランスで収入を確保する

動画クリエイターとして収入アップを目指すなら、副業やフリーランスで収入源を増やすという方法もあります。例えば、副業によって毎月5万円を確保できる場合、年間60万円の収入アップが可能です。

またフリーランスとして活躍できれば、年収1,000万円も夢ではありません。もちろんハードルは高いですが、スキルや実績を活かして高単価案件を獲得できれば、正社員よりも効率的に稼げます。

動画クリエイターはどんな人に向いている?

動画クリエイターに向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 動画が好きな人
  • 細かな作業が得意な人
  • 体力や集中力がある人
  • 日頃から学ぶことができる人

動画クリエイターは細やかな作業が多いです。字幕ひとつをとっても、フォントや色、サイズなどで動画の印象が左右されます。

また、動画クリエイターはPCと向き合う仕事のため、高い集中力も求められます。座り続ける・集中し続けるには、体力も必要となることを理解しておきましょう。

そして、動画クリエイターは日頃から学ぶ姿勢が欠かせません。「動画や細かな作業が好きで得意」「トレンドに敏感で自ら学ぶことができる」といった方は、動画クリエイターに向いています。

自分が動画クリエイターに向いているかどうかを把握したうえで、勉強や副業をはじめましょう。

動画クリエイターの平均年収は448万円!スキルを身につけて収入アップを目指そう

動画クリエイターの平均年収は448万円です(正社員の場合)。比較的高い水準なだけでなく、将来性も期待できる優良な職業といえます。

また、マルチに活躍できるスキルを身につければ、さらなる年収アップも目指せます。フリーランスとして独立すれば、年収1,000万円も可能です。

とはいえ、動画クリエイターとして効率的に稼ぐには安定した案件獲得が必須です。クリエイター向けのプラットフォームなどを活用しながら、日々成長を心がけましょう。

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