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作曲のやり方

作曲のやり方は何から始める?やり方2パターン、コード進行やDTMなどもあわせて解説〜

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「音楽が好きで作曲をしてみたいけど、どうしたらいい?」

「オリジナル曲を作るなら、何からしたらいい?」

このような悩みはありませんか?

音楽が好きな人・弾ける人で作曲に興味があっても、本格的に曲を作るとなるとハードルが高いものです。ただし、作曲のやり方を知っていれば、一般の人でも曲作りはできます。

そこでこの記事では、作曲のやり方2パターンと作曲をするうえで最低限欲しい知識などについて解説しました。自分で曲を作ってみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも作曲とは?

作曲とは

作曲は、主に音程(メロディ)・リズム・ハーモニーの3つの要素を組み合わせて、曲を創り上げるプロセスの1つです。

作曲家は、3つの要素を駆使して、リスナーに感情やメッセージを伝えます。また、歌詞がある場合、それに合わせたメロディを創り、楽曲全体が1つの物語や景色を描くように工夫されています。

作曲は初心者でもできるのか?

このように作曲とは、メロディ(歌う部分)だけではなく、伴奏部分や拍まで作らなくてはならず、未経験であればそもそも不可能だと思いがちです。

確かに作曲はクリエイティブなものなので誰でもできるとはいえません。しかし、近年は初心者でも使いやすい作曲ツールやリソースが豊富にあります。そのため、パソコンやスマートフォンがあれば、誰でも自宅で作曲に挑戦できます。

作曲するうえで最低限欲しい知識は?

初心者でも作曲はできないわけではありません。しかし、最低限キー(音階)とコードについては理解しておきたいところです。キー・コード・リズムは音楽の基本的な要素であり、特にコード進行について知っておくと、作曲もよりスムーズにできます。

作曲のやり方〜メロディから作る場合〜

メロディから作曲

メロディから作曲を始めるアプローチは、感情やイメージを直感的に表現するのに適しており、自由度の高い方法といえます。メロディは、曲のコアともいえる部分で、リスナーが最も直接的に感じ取る部分です。以下で、メロディから作曲を進める際のステップを解説します。

1.メロディを作る

メロディを作成する際には、感情やイメージを音に変換するプロセスが必要です。頭に思い浮かんだメロディを具体的な音に落とし込んでいきます。メロディを思いついたら、ピアノなどの楽器やDAWはもちろん、鼻歌でも良いのでどんどん録音しておきましょう

2.キーを把握する

メロディが形になったら、次はそのメロディがどのキーに適しているのかを把握します。

具体的には、メロディに含まれる音を分析し、それがどの音階や調に適しているのかを見極めて曲のキーを定めます。キーが変われば、メロディの持つ雰囲気や感情表現も変わるため、適切なキーを選びましょう。

3.コードを作る

メロディとキーが決まったら、次はコードを作ります。コードは、メロディを補完し、リッチにする要素なので、メロディに合ったコード進行を選びましょう。しかし、最初はどのように選べば良いか分からないものです。そのため、ダイアトニックコードや定番の進行(下記参照)を使うことをおすすめします

・ダイアトニックコード
特定のキーと音楽に基づいて構築される7つのコードを指す
例)CメジャーキーならC/Dm/Em/F/G/Am/Bdim
・定番のコード進行
ダイアトニックコードを基にしているコード進行
例)CメジャーキーならC-G-Am-Fなど

作曲のやり方〜コードから作る場合〜

コードから作曲

コードから作曲を始める方法は、曲のハーモニーと構造を最初に決定して、その上でメロディを付け加えるアプローチです。

全体のバランスを見ながら作曲を進めやすく、特にポップス・ロック・ジャズなどのジャンルで一般的に見られます。以下で、具体的なステップを解説します。

1.キーを決める

コードから曲を作る場合、最初に曲のキーを決めましょう。キーは曲の基本的な音の響きや雰囲気を決定づけるため、表現したい感情・雰囲気に基づいたキーを選ぶことが重要です。例えば、明るくポップな雰囲気であればメジャーキー、落ち着いたまたは悲しい雰囲気であればマイナーキーを選ぶと良いでしょう。初心者なら、Cメジャーに決めると使用する音も分かりやすくておすすめです。

2.コード進行を作る

キーが決まったら次にコード進行を考えます。キーに合った基本的なコード進行を選び、曲のベースとなるハーモニーの流れを作りましょう。そのうえで、バリエーションを加えていくと曲に変化と面白みが生まれます。また初心者であれば、好きな曲のコード進行を参考にするのも良いでしょう。

3.メロディを作る

コード進行が決まったら、それに合わせてメロディを作ります。ここで大切なのは、コードとメロディが自然に調和することです。そのため、コード進行を楽器やDAWで鳴らしながら、適当にでも良いのでどんどんメロディを作り歌ってみてアイディアを出していきましょう。

作曲に関するよくある疑問

Q&A

ここからは作曲初心者がよく抱く疑問に答えていきます。

楽器が弾けないと作曲はできない?

楽器を弾けない場合でも、作曲は十分可能です。もちろん、ピアノやギターなどの楽器が弾けると、作曲を進めやすい傾向はあります。しかし必須ではありません。

近年のDAWの進歩は目覚ましく、直感的な音楽制作もしやすくなりました。さらに、DAWには様々な楽器の音やエフェクトが内蔵されており、マウスやキーボード操作だけで楽曲を制作できます。楽器が弾けなくても、作りたい曲・形にしたいイメージがあれば挑戦してみましょう。

作曲が進まない時はどうしたら良い?

「作曲が進まない」というのは作曲初心者にありがちな悩みで、多くの人が経験するものです。初めから1曲をスムーズに完成させられなくても不思議ではありません。

一度作業から離れて気分転換を図るなどももちろん良い方法です。しかし、どうしても作曲が進まないなら、リズムを変えてみたり、キーやコードを変えてみたりすると打開できる可能性があります。行き詰まったら、ぜひ試してみてください。

DTMは作曲に使える?

DTM(Desktop Music)は、パソコンなど使って音楽を制作する方法で、DAW(Digital Audio Workstation:ソフト・作曲アプリを指す)を使用します。

近年DTMは非常に一般的になっており、プロのアーティストからアマチュアまで幅広く利用されています。

何らかの楽器が弾ける人でもDAWを活用するのは非常に有効です。弾ける楽器以外を打ち込みで作ったり、各楽器やボーカルの音量を調整したり、エフェクトをかけたりと自宅にいながらプロのような音楽制作ができます

スマホから使用できるDAWもあるため、気になった方は試してみてはいかがでしょうか?

作曲ができたらボカロ曲も作れる?

作曲ができる技術があれば、ボーカロイド(ボカロ)曲の制作も可能です。ただし、メロディだけでなく、楽曲のオケや歌詞も必要になる点は念頭に置いておきましょう。

メロディ・歌詞・オケが準備できたら、作成したメロディラインに対して歌詞を入力して設定すれば、ボカロ曲が作れます。

ボカロ曲の作り方はこちらの記事で解説しています。(内部リンク「ボカロ 作り方」)

まとめ|作曲をするならコードやキーを理解しておこう

作曲はクリエイティブなものなので、誰にでもできるとはいえません。しかし、近年の作曲ツールの進歩もあり、初心者でも曲作りがしやすくなっているといえます。

ただし、作曲はメロディ(歌メロ)だけを作るわけではなく、リズムやハーモニーも作らなくてはなりません。そのため、コードやキーの最低限の知識は必要です。

作曲の方法としては、メロディから作る方法とコードから作る方法があります。自由度が高い、全体を調整しながら作りやすいなどそれぞれ特徴があるため、自分がやりやすい方法を選ぶと良いでしょう。

また楽器が弾ける弾けないにかかわらずDTM(DAWの使用)は有効です。オケを作りやすいうえ、スマホからでも使用できるものもあるため、気になった方は触れてみることをおすすめします。便利なツールも使いつつ、作曲を楽しんでみましょう。

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