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作曲を依頼したい人必見!依頼の流れと注意点、費用相場や著作権について解説

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「作詞はできたけど、作曲は自分じゃできないや」

「配信用の曲を作って欲しい」

オリジナル曲を使いたい場面はあるものの、自分で作るのは難しいものです。

そこで、この記事では作曲の依頼方法や依頼する際の注意点などをまとめました。作曲を外注したいという方はぜひ最後までご覧ください。

作曲の依頼先と依頼方法

VTuberの配信や同人ゲームなどでの利用機会が増えたこともあり、近年では個人の作曲依頼は珍しくなくなりました。

「作曲といえばプロの作曲家がするもの」というイメージを抱く人も多いかもしれませんが、需要やオンラインのサービスの増加から依頼先も幅広くなっています。

利用用途はさまざまかと思いますが、作曲を依頼するなら個人か制作会社にあたってみると良いでしょう。以下でそれぞれの特徴と依頼方法を紹介します。

個人に依頼する場合

作曲活動をしているクリエイターの方は、プロアマ問わず大勢います。そのためクオリティにバラつきがある可能性は否定できませんが、依頼のハードルが下がっているのも事実です。

また、近年ではSNSやクラウドソーシング、スキルマーケットが充実しており、個人から個人への依頼も難しくありません

依頼方法や特徴を以下の表にまとめました。

連絡方法・依頼方法 特徴
SNS・個人のブログやサイト DM・問い合わせから連絡する 依頼したい人がはっきり決まっている場合におすすめ
クラウドソーシング

クラウドワークスランサーズなど)

依頼したい内容をまとめて投稿する 依頼したい人が決まらない場合や色んな人の提案を受けたい場合におすすめ
スキルマーケット

ココナラSKIMAなど)

クリエイターのページから依頼・相談する 実績や対応内容などを比較して依頼したい場合におすすめ

スキルマーケットはアマチュアのイメージが強いかもしれませんが、実際にカテゴリーを見てみると実績のあるプロレベルの方も多くいます。クリエイターの比較もしやすいので、探してみると面白いかもしれませんよ。

個人に依頼する場合は、クオリティにバラつきがあるという声も聞かれます。そのため、依頼前にプロフィールページや過去の実績などを十分に確認しておきましょう。

制作会社に依頼する場合

楽曲制作会社や作家事務所にも作曲の依頼はできます。この場合は、企業HPの問い合わせページから見積もりや依頼をすると良いでしょう。

制作会社はプロのアーティストや企業への楽曲提供実績があるケースがほとんどなので、安定したクオリティを期待できます。

作曲を依頼する流れ

ピアノ 作曲

作曲を依頼するなら、要望をまとめてから依頼のコンタクトをとると良いでしょう。見積もりで合意が得られたら、契約を結び、実際にデモ音源から制作してもらいます。個人と制作会社で多少違う点はあるかもしれませんが、概ね以下の流れで依頼していきます。

依頼内容を明確にする

まずは、どんな楽曲を制作して欲しいか決めておきましょう。具体的に決めておきたい項目を以下に挙げます。

  • 使用目的(BGM・歌入り・企業のテーマ曲など)
  • イメージやジャンル
  • 曲の長さ
  • 予算や納期
  • 著作権の扱い
  • 作詞の有無
  • 演奏の有無
  • その他の希望

依頼する背景に「このような楽曲を作って欲しい」というイメージがあるはずです。要望を言語化してまとめておくと依頼の際にスムーズに伝えられますよ。

依頼先を決めて見積書を作成してもらう

誰に依頼するかを決めたらまずはコンタクトを取りましょう。個人のクリエイターならSNSのDMや個人サイトの問い合わせから連絡すればOKです。

依頼先により異なりますが、見積書の作成にあたり打ち合わせが必要な場合もあります。依頼範囲やオプション、著作権譲渡の有無などにより料金も異なるため、慎重に決めましょう。

契約書を作成する

見積書を確認して問題なければ、業務委託契約を結んで契約書を作成しましょう。面倒なようですが、トラブル防止の観点からも契約書は作成した方が良いです。受注実績の多い制作会社やクリエイターの場合は、契約書の作成もお願いできる場合もあります。作成が難しい場合や金額が大きくて心配な場合は契約書の作成自体を外注してもOKです。

デモ音源を確認する

契約後、クリエイターがデモ音源を制作するため、確認して要望したイメージとのすり合わせをしましょう。イメージと異なる場合は修正依頼が必要です。

また、その後の工程にも影響が出るため、必ずデモの段階で要望を伝えてブラッシュアップしていきましょう。

完成した楽曲を確認する

完成版を確認したら、必要に応じて修正を依頼しましょう。問題なければ編集してもらい完成です。

支払いをする

納品が完了したら支払いをしましょう。依頼先により源泉徴収の有無が異なるため注意が必要です。

作曲を依頼する際のポイントと注意点

作曲 楽譜

せっかく費用をかけて作曲を依頼するのですから失敗したくないものです。そこで、依頼の際に注意すべきポイントをまとめました。

楽曲イメージを決めておく

希望する楽曲イメージはある程度決めておくとスムーズです。

具体的には、ジャンルや曲調、テンポなどのイメージがあると良いでしょう。「こんな雰囲気の曲が良い」といった音源があれば併せて用意するとベターです。

また、一般的に曲先(作曲が先・作詞が後)の方が作りやすいとはいわれますが、歌詞が既にあるなら用意しておくと曲の雰囲気が伝わりやすくなりますよ。

歌詞の作り方についてはこちらで詳しく解説しています。

修正回数を確認しておく

契約内容によっては、修正の可否や回数が異なります。

  • 楽曲制作後の修正回数に上限が設けられる
  • 規定の回数を超える修正は有償となる
  • そもそも修正を受け付けない

クリエイターのスキルや打ち合わせでのイメージ共有にもよりますが、依頼時に想定していた楽曲の雰囲気と異なる場合も想定されます。そのため、修正に関しては事前にしっかり確認しておきましょう。

実績を確認しておく

依頼先の制作実績が分かれば、ぜひ確認しておきましょう。得意なジャンルや受注経験の多いジャンルがあれば、1つの安心材料になります。また、楽曲のクオリティが把握できるサンプルなどもあればなお良いでしょう。

作曲の依頼に関するよくある疑問

Q&A

ここからは作曲の依頼に関するよくある疑問に答えていきます。

制作された楽曲の著作権はどうなる?

契約書に特記がなければ、楽曲の著作権は作曲者にあります。

著作権が作曲家にあるまま(=著作権買取なし)であれば、依頼して楽曲を制作してもらっても使用期間や回数に制限があったり、販売ができなかったりします。

使用用途や期間にもよっては著作権の買取を検討すると良いでしょう。ただしコストが上がる場合が多いため、注意が必要です。

作曲の費用相場はどれくらい?

作曲の費用相場はあってないようなものです。

例えば個人のアマチュアのクリエイターの場合、5万円以内の場合が多いですが、安い場合では数千円で受注している方もいます。一方でプロレベルなら100万円以上の場合もあるほどです。近年では人気のボカロPに依頼したいと思う方もいるかもしれません。しかし特に相場があるわけではないので、費用を明示しているのでなければ直接問い合わせましょう。

また、制作会社では安いところなら10万円以下のところもあります。ただし、レコーディング込みの場合は、スタジオの使用も必要になるため高額になる傾向があります。

個人でも制作会社でも、依頼範囲により費用は大きく変動すると覚えておきましょう

作曲を安く依頼するにはどうしたら良い?

試しに安く依頼してみたいと思うなら、クラウドソーシングで探すと良いかもしれません。クラウドソーシングで募集する形式となり、金額の目安を提示しているため、予算に合わせてクリエイターを見つけられます。

また、スキルマーケットでクリエイターを探していると、安く受注している方も目に入るでしょう。しかし、あまりに安い場合は修正がない・クオリティが低いといった可能性もあります。また、過去の実績がないから実績作りに格安で受注という場合もあるため、注意が必要です。

楽曲の制作にどれくらい日数がかかる?

楽曲制作にかかる日数は、請ける人や制作会社により大きく異なります。一概にはいえませんが、基本的には1ヶ月程度必要と考えておくと良いでしょう。もし急いでいて短納期を希望するなら、オプションで対応できる制作会社もあるため、検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ|曲のイメージや用途を明確にして作曲を依頼しよう

近年はSNSやスキルマーケットの普及により、個人でも作曲を依頼しやすくなりました。しかし、自分の思い通りの楽曲を制作してもらえるとは限りません。失敗しないためには楽曲に対する希望や用途などをまとめておくことが重要です。イメージした楽曲を制作してもらえるよう、できる準備はしておきましょう。

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