【初心者向け】ゲームの作り方を解説〜プログラミングなし・スマホでOKな方法もあわせて紹介〜
「シンプルなゲームだったら個人でも作れるかな?」
「プログラミングかじってるからゲームを作ってみたいな」と思ったことはありませんか?
ゲームといっても多種多様ですし、シンプルなものなら自分でも作ってみたい、と思うこともあるでしょう。
そこでこの記事では、ゲームの作り方や初心者にも扱いやすいゲーム制作ツールなどを紹介しています。これからゲームを作ってみたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
初心者でもゲームは作れる?
「ゲームを作る」というと、メーカーでないと作れないと思われる方が多いかもしれません。しかし実は、個人でもゲームは作れるのです。
ただし、どのようなゲームを作るか、どうやって作るかにより難易度は大きく変わります。また、プログラミングができるか否かでも制作方法は異なります。しかし、初心者でプログラミングができなくても大丈夫です。ゲーム制作ツールはいくつかあるため、簡単にできるものを選んでください。
ちなみに、ゲーム制作に必要なものは、基本的にパソコン・ゲーム制作ツール(ゲームエンジン)・ネット環境があればOKです。制作ツールはネット上でダウンロードできるものが多いため、必要なものは概ね揃っている方が多いのではないでしょうか。
ゲームの作り方
個人でゲームを作る際は、概ね以下の手順を踏むことをおすすめします。
制作ツールを早く触りたいと思うかもしれませんが、まずは下準備から始めましょう。
構想を練る
まずは、ゲームの構想を練りましょう。どんなジャンルのゲームにするか、どんなストーリーやキャラクターが登場するか、どんなシステムやグラフィックが必要かなど、細かく考えていきます。
仕様書を作る
次に、ゲームの仕様書を作成します。仕様書とは、ゲームの詳細な内容や仕様を文書化したいわば設計図です。仕様書には、ゲームの概要や目的、画面構成や操作方法、シナリオやイベント、キャラクターやアイテム、音楽や効果音など、ゲームに関するすべての情報が記載されます。
場面の数や素材の配置なども細かく記載しておくと、後々の工程で困りません。後から仕様書をみてゲームをイメージできるように綿密に作りましょう。
制作ツールを選ぶ
次に、ゲーム制作ツール(ゲームエンジン)を選びます。ツールを選ぶ際は、自分のプログラミングスキルや予算、プラットフォーム(PC用かスマホ用か)などによって決めましょう。
一般的には、初心者向けのツールは使いやすく簡単ですが、自由度や表現力が低いことも多々あります。逆に、上級者向けのツールは自由度や表現力が高いですが、プログラミングが必要となる場合がほとんどです。そのため、自分に合ったツールを選ぶことが重要です。
素材を集める
次に、ゲーム制作に必要な素材を集めます。素材とは、画像(キャラクター・背景など)や音声などのことです。素材は自分で作成することもできますが、ある程度技術が必要であったり、時間がかかったりします。そこで、フリー素材を利用したり、外注したりするなどして用意する方法もあります。
プログラミングする
ゲームのプログラミングは制作ツールによって要不要が異なります。
例えばUnityでもアセットストアを利用すればプログラミングなしでゲームを作れます。シかし、高度なカスタマイズをしたいならC#の知識は不可欠です。
このように利用する制作ツールに合わせて、必要に応じてプログラミングを行っていきます。
テストする
ゲームを完成させたらテストプレイをしなければなりません。
ゲームを作ってもいざプレイすると様々なバグが見つかる場合があります。おかしな動きをする、同じ動作を繰り返す、途中でフリーズする、明らかに場面と合わない画像が表示されるなどは代表的なバグです。実際にプレイしないと分からない場合が多いため、公開前にテストプレイすることで、プレイしてくれる方に不便なく楽しんでもらいましょう。
初心者におすすめのゲーム制作ツール・ソフト
ここからは初心者におすすめのゲーム制作ツール・ソフトを紹介します。プログラミング言語なしで作れるものもあるため、自分に合ったものを見つけてくださいね。
RPGツクールMV
RPGツクールMVは、名前の通りRPG(ロールプレイングゲーム)を作れるツールです。WindowsやMacだけでなく、AndroidやiOSといったプラットフォームにも対応しています。
RPGツクールMVでは、マップやキャラクター、イベントなどを配置して、自分だけのオリジナルのRPGを作れるうえ、JavaScriptを使って細かな設定やカスタマイズも可能です。RPGツクールMVは、初心者でもプログラミングなしで手軽にRPGを制作できるツールですが、高度な機能も備えているので上級者にもおすすめです。
SMILE GAME BUILDER
SMILE GAME BUILDERは、3DのRPG制作に特化したソフトです。3Dのマップやキャラクター、アイテムなどを自由に配置して、自分だけのオリジナルの3D RPGを作ることができます。また、マウスやキーボードだけで操作できるので、プログラミングの知識は必要ありません。3Dモデリングやプログラミングが難しい人にもおすすめできるソフトです。
Unity
引用:トップページ|Unity
Unityは、2Dや3Dの様々なジャンルのゲーム制作ができるゲームエンジンです。世界中で多くの開発者に使われており、WindowsやMacだけでなく、AndroidやiOS、Nintendo Switchなどのプラットフォームにも対応しています。
Unityでは、アセットストアというオンラインショップのテンプレートを利用することで高度な知識がなくてもゲーム制作が可能です。一方で、C#などのプログラミング言語を使って細かな設定やカスタマイズもできるため、幅広い層から利用されています。
このようにUnityは、様々なジャンルのゲームを作りたい人におすすめのゲームエンジンですが、プログラミングの知識があるとより凝った自由度の高い作品が作れます。
ゲームの作り方に関するよくある疑問
ここからはゲームの作り方に関するよくある疑問に答えていきます。
ゲームを作れるサイトはある?
Webサイト上でゲームを作れるサイトはあります。例えばPLiCyであれば、アクションゲームやノベルゲームなどの制作が可能です。開発者が気軽に作れるだけでなく、プレイヤー側もブラウザ上で利用でき、双方にメリットがあると言えます。
スマホでもゲームは作れる?
スマホでゲームを作るなら無料で利用できる「スプリンギン」がおすすめです。
コーディング不要で直感的なビジュアルプログラミングでスマホからゲームが作れます。定期的にコンテストも開催しているので、腕試しがてら作ってみると面白いかもしれません。
初心者でも作りやすいゲームのジャンルはある?
ゲームのジャンルは多種多様であるため、一部のシンプルなゲームを除けば、ノベルゲームはシナリオと画像などの素材があれば良いため、やや作りやすいと言えます。
ただし、ノベルゲームはストーリーが命です。そのため、シナリオを書くのが苦にならない人向けと言えます。
ノベルゲームの作り方については、こちらの記事で解説しています。(内部リンク「ノベルゲーム 作り方」)
ゲームを作る際に注意することはある?
ゲームを作る際は著作権に気をつけましょう。個人でゲームを制作する際は、フリー素材を使用することも多いかもしれませんが、クレジットの表示が必要な場合もあります。使用前にしっかり確認しておきましょう。
まとめ|初心者でもゲームは作れるがプログラミングができれば自由度もアップ
ゲーム制作というと個人では無理だと思う方も多いかもしれません。
しかし、ジャンルやツールの選び方によっては、初心者が作ることも可能です。作る前の構想や設計を綿密にしてから、自分のスキルに合ったツールを選んでゲーム制作を楽しみましょう。
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