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【2025年版】おすすめの作曲アプリ10選 | ボカロ曲やスマホ・PC対応など選び方も紹介
音楽制作には作曲アプリを活用するのがおすすめです。簡単に扱えるものが多いにもかかわらず、初心者でも高クオリティな曲を作れます。
とはいえ、作曲アプリは数多くリリースされているため「結局どれを使えばいいの?」と悩んでしまうかもしれません。
そこで当記事では、おすすめの作曲アプリを厳選して5つ紹介します。スマホ・PC対応やボカロ曲の制作に適したアプリもあるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
作曲アプリとは?初心者でも音楽を作れるのか
作曲アプリとは、スマホやタブレットから簡単に作曲ができるアプリのことです。タップしながらゲーム感覚で作曲ができる初心者向けのものから、上級者・プロ向けの本格的な編集機能を備えたものまで、さまざまなアプリがリリースされています。
作曲アプリには無料版・有料版がありますが、初心者は前者で十分です。まずは操作や音楽制作の基礎に慣れることからはじめましょう。
慣れてくれば「もっと〇〇な編集ができるといいな」「〇〇の機能を追加したい」など具体的な要望が出てくるでしょう。欲しい機能が明確になったタイミングで、アプリ内課金を利用したり、有料版アプリにチャレンジしたりするのがおすすめです。
音楽の作り方については、以下の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
無料で使える初心者におすすめの作曲アプリ5選
作曲アプリには無料・有料のものがリリースされていますが、初心者はまず無料アプリを使ってみるのがおすすめです。シンプルな仕様で扱いやすく、音楽制作に慣れていない方でも安心です。
以下では、初心者におすすめの作曲アプリを3つ厳選してご紹介します。アプリ内課金があるものもありますが、基本的には無料で利用できます。
GarageBand | iPhone対応
アプリ名 | GarageBand(ガレージバンド) |
おすすめ度 | ★★★★★ |
対応デバイス | iPhone |
料金 | 完全無料 |
入力方式 | タップ入力、楽器演奏 |
特徴 | ・操作性が高く、初心者でも扱いやすい
・使用できる音源(楽器)の種類が豊富 ・他のApple製品との互換性に優れている |
GarageBand(ガレージバンド)は、Appleが開発・提供する無料の作曲アプリです。300以上の音源を組み合わせられるだけでなく、画面上の鍵盤や弦などをタップするだけで簡単に音楽を作れます。
もちろん録音機能も備わっているので、外出先など好きなタイミングで作曲可能です。プロ仕様のミキシングエフェクトもあり、完全無料にもかかわらず、高クオリティな楽曲を制作できます。
Medly | iPhone対応
アプリ名 | Medly |
おすすめ度 | ★★★★★ |
対応デバイス | iPhone |
料金 | 無料(アプリ内課金あり) |
入力方式 | タップ入力 |
特徴 | ・120以上の楽器を収録
・直感的に操作できる使用感 ・Best of App Store 2016受賞実績あり |
Medlyは、iOSデバイス向けの無料作曲アプリです(アプリ内課金あり)。各トラックの音源を指定し、表示されたピアノロールに好きな音を配置していくだけというシンプルな操作で音楽を作れます。
120以上の楽器を収録しており、音楽ジャンルを問わない音楽制作が可能です。オートメーションツールやエコーをはじめ、エフェクトも豊富なので、簡単なミックスであればMedly内で完結します。
マエストロ | android対応
アプリ名 | マエストロ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
対応デバイス | android
※iOS 10.0以降、iPadOS 10.0以降も利用可能 |
料金 | 無料(アプリ内課金) |
入力方式 | 打ち込み式 |
特徴 | ・音源を鳴らしながら作曲できる
・打ち込み式でも初心者向けの操作感 ・100種類以上の音源 |
マエストロは、androidや一部iOSデバイスに対応している作曲アプリです。画面上に表示される譜面に音符を配置していく打ち込み式ですが、音源を鳴らしながら進められるため、初心者でも比較的簡単に扱えます。
100種類以上の音源を収録しており、イメージに沿ったオリジナル曲の作成が可能です。作成した楽譜はデバイス内への保存や出力(JPG・PNG・PDF)ができるので「作曲後にセッションしたい」という方にも最適です。
3分作曲 | android対応
アプリ名 | 3分作曲 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
対応デバイス | android |
料金 | 無料(アプリ内課金) |
入力方式 | 打ち込み式 |
特徴 | ・指でタップ・ドラッグするだけで作曲可能
・100種類以上の楽器 ・コミュニティも楽しめる |
3分作曲は、android対応の作曲アプリです。こちらも画面上に表示される譜面にタップとドラッグで音符を配置していく打ち込み式であり、直感的な操作で初心者でも扱いやすいでしょう。
100種類以上の楽器が使用でき、楽器ごとにトラックを作成してセッションも作れます。また、アプリ内のコミュニティで他のユーザーと交流できるので、チャットをしたり作ったトラックを共有したりといった楽しみ方もできます。
Chordana Trackformer | iPhone対応
アプリ名 | Chordana Trackformer |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
対応デバイス | iPhone |
料金 | 完全無料 |
入力方式 | タップ入力・打ち込み式 |
特徴 | ・入力方法は4種類から選べ鼻歌入力も可能
・1フレーズの入力で1曲分作れる ・出力方法も多数あり |
Chordana Trackformerは、カシオが開発・提供している無料の作曲アプリです。入力方法は鍵盤や音符、ドレミの入力といった打ち込みをはじめ、マイク入力による鼻歌で作曲できる点が特徴的です。また、作った楽曲はオーディオとして出力するのはもちろん、YouTubeにもシェアできます。
特筆すべきは、1フレーズ(2小節分)を作曲すれば、それに合わせた曲を1曲分作成してくれる点です。少しのフレーズで曲作りができるため、アイデア出しに使うのも良いでしょう。
ボカロ曲におすすめの作曲アプリ2選
ここでは、ボカロ曲におすすめの作曲アプリを紹介します。サンプリングされた人の声で歌わせることができるので、実際に歌わなくても、ボカロ曲の作成・編集が可能です。
なお、ボカロの作り方については、以下の記事で解説しているので、これからボカロを始めたい方はぜひ参考にしてください。
Mobile VOCALOID Editor | iPhone対応
アプリ名 | Mobile VOCALOID Editor |
おすすめ度 | ★★★★★ |
対応デバイス | iPhone、iPad |
料金 | 6,000円(アプリ内課金あり) |
入力方式 | 打ち込み式、リアルタイム入力 |
特徴 | ・PC版ソフトにも引けを取らない高機能ソフト
・スタンダードな女性声「VY1_Lite」を標準添付 ・外部機器・アプリとの連携可能 |
Mobile VOCALOID Editorは、iPhoneやiPadでボカロ曲を制作できるYAMAHA制のアプリです。女性声ボイスバンクである「VY1_Lite」を標準添付しており、すぐにボカロ曲を制作できます。
入力方法は、ピアノロール風のミュージカルエディタ画面への打ち込み式と、アプリ内蔵のソフトウェアキーボードを用いたリアルタイム入力の2つです。オーディオトラックへは、iTunesを用いてデータを取り込んだり、iOSのAudioCopy/Paste機能に対応した他アプリからオーディオデータを貼り付けたりできます。
PaintVoice | android対応
アプリ名 | PaintVoice |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
対応デバイス | android |
料金 | 無料 |
入力方式 | 打ち込み式 |
特徴 | ・初心者向けの歌声合成アプリ
・音楽知識が浅い人でも操作が簡単 ・完全無料で利用できる |
PaintVoiceは、Googleplayからインストールできるandroid対応のボカロ曲の作曲アプリです。音符と歌詞を入力するだけで、歌声に変換して歌ってくれます。
音符を設置して作曲する打ち込み式ですが、お絵描きソフトのように、ペンや消しゴム、コピペなどを使って簡単に編集できます。歌声合成ソフト「UTAU」の単独音源をインポートして歌わせることも可能です。
AIを活用して作曲できるアプリ・ソフト3選
DAWソフトや自分で入力する作曲アプリは以前から多数ありましたが、近年はAIを活用した作曲アプリも増えています。
AIによるアプリは既に多数提供されていますが、使用開始までの設定が難しいものもあるため、初心者でも扱いやすいものに絞って以下で紹介します。
udio | PC・スマホ対応
アプリ名 | udio |
おすすめ度 | ★★★★★ |
対応デバイス | パソコン・スマホ |
料金 | 10〜30ドル/月(無料版あり) |
商用利用 | 可能 |
特徴 | ・簡単なプロンプトで楽曲生成可能
・ボーカル入りかつ多数の言語に対応 ・制限はあるが無料でも利用可能 |
udioは、プロンプト(指示文)を入力すると楽曲を生成してくれるソフトです。
作りたい曲のイメージをいくつか単語や文章にして入力し、音楽のジャンルや雰囲気をタグ付けするだけで楽曲が生成されます。1回の入力で32秒の音楽が生成され、さらに発展させたい場合は、イントロなどを追加することで楽曲を長くできます。
歌詞は自動生成も手動入力も可能なうえ、英語以外にも日本語・フランス語・中国語など多数の言語に対応しているため、ボーカル入りの曲を作りたい人にぴったりでしょう。
AIVA | PC・スマホ対応
アプリ名 | AIVA |
おすすめ度 | ★★★★★ |
対応デバイス | パソコン・スマホ |
料金 | 11〜33ユーロ/月(無料版あり) |
商用利用 | 一部プランは可能 |
特徴 | ・ジャンルの指定で楽曲生成可能
・生成された楽曲のカスタマイズも可能 ・プランによっては商用利用OK |
AIVAは、AIで音楽の生成をサポートしてくれるソフトです。ジャンルやコード進行などを指定し、曲の長さを設定すると楽曲が生成されます。
わずか数秒で曲を生成して、そのトラックを編集できる点が特徴であり、カスタマイズ性に優れています。利用プランは無料・月11ユーロ・月33ユーロの3つがあり、それぞれトラックの長さや商用利用の可否などが異なります。
月33ユーロのプランであれば、著作権の帰属や商用利用が可能となるため、収益化を目指すクリエイターに向いているでしょう。
styleSeq | Windows対応
アプリ名 | styleSeq |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
対応デバイス | パソコン(Windows) |
料金 | 無料 |
商用利用 | 不明 |
特徴 | ・メロディだけでなくドラムパターンも生成可能
・無限生成も可能 ・MIDIからの入出力も可能 |
styleSeqはWindows対応の自動作曲ソフトであり、新しいメロディの生成・指示したメロディへのハーモニーの付加・ドラムパターンの生成が可能です。
好みの音楽ジャンルを指定して生成し、その後手動で編集もできます。
無料で使えますが、商用利用の可否について言及されていません。そのため、個人で楽しむ用途やAIによる作曲の入門として使うと良いかもしれません。
音楽を作るサイト | PC(パソコン)対応
音楽制作に役立つのは作曲アプリだけではありません。ダウンロード不要で使える無料作曲サイトもあります。以下は、初心者におすすめの作曲サイトの一覧です。
- Chrome Music Lab
- Io808
- AudioSauna
- Online Sequencer
- AutoChords
いずれも直感的に操作できる初心者向けの作曲サイトです。初心者向けとはいえ、作曲に欠かせない編集機能がしっかりと備わっています。
作曲ソフト(DAW)よりもチャレンジするハードルが低いので「これから音楽作りにチャレンジしたい」と考えている方は、作曲アプリと並行して試してみてください。
作曲アプリの選び方
音楽作りにおいて重要なのは、自分に合った作曲アプリを利用することです。そこで、以下では作曲アプリの選び方を紹介していきます。
入力方式を確認する
作曲アプリを選ぶ際は、必ず入力方式を確認しましょう。主に「タップ式」「打ち込み式」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
- タップ式:パネルをタップして音を奏でる方法
- 打ち込み式:画面上の五線譜に直接入力する方法
タップ式は内蔵された音源をタップで組み合わせて曲を作るため、初心者でも簡単に扱えます。
一方、イチから音楽・曲を作りたい方には打ち込み式が向いています。ある程度の音楽知識が必要ですが、自由度の高い音楽制作が可能です。
とはいえ、初心者には簡単に操作できるタップ式がおすすめです。無料アプリは多くがタップ式です。自分のレベルに合った入力方式のものを選びましょう。
直感的に操作しやすいアプリを選ぶ
作曲アプリは、直感的に操作しやすいものを選ぶのがおすすめです。高クオリティな曲を作るにはある程度の編集機能が必要ですが、初心者は使いやすさにもこだわるべきです。
タップ式の作曲アプリであれば「作曲に慣れていない」「専用アプリ・ソフトに詳しくない」という方でも簡単に扱えます。
機能の豊富さにも注目する
作曲アプリを選ぶ際は、機能の豊富さにも注目しましょう。例えば「どんな楽器の音色を使うか」「メロディーを思いついたときに録音できるか」「他のデバイスと連携できるか」など、機能によって曲を作る際の自由度が異なります。
シンプルな仕様の作曲アプリは簡単に音楽を作れますが、エフェクト機能が不十分だったり、思い通りに編集できなかったりする場合があります。
自分がイメージする音楽を作りたいなら、使いやすさと並行して機能の豊富さもチェックしておきましょう。
対応デバイスをチェックする
作曲アプリは複数ありますが、対応デバイスはそれぞれで異なります。iPhoneなのか、androidなのか、PCなのか、自分が使うデバイスで使用できるか確認しておきましょう。
納得できる料金かどうか
作曲アプリを選ぶときは、納得できる料金かどうか重要なポイントです。有料版は数千円〜数十万単位と幅がありますが、はじめから高額なアプリ・ソフトを使う必要はありません。
まずはアプリの使い方や作曲に慣れることが大切です。無料版から始めて、徐々にレベルアップしていきましょう。
曲の作り方 | 作曲アプリを使ってみよう
作曲アプリの操作に慣れたら、実際に音楽を作ってみましょう。作曲の方法・手順は以下のとおりです。
- 音楽の基礎知識を身につける
- 曲のテーマを決める
- コードを作る
- メロディーを作る
- 歌詞を作る
- 編集・最終調整をする
録音機能があるアプリなら、外出先でも思いついたメロディーやコードを記録しておけます。
曲の作り方の詳細は以下の記事で解説しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
音楽を作って稼ぐ方法は?
「音楽を作って稼ぎたい」と考える方は多いのではないでしょうか。最近はデジタル配信や動画コンテンツの普及によって、プロでなくても音楽で稼ぐことができるようになりました。
具体的な方法は以下のとおりです。
- デジタル配信(ダウンロード・ストリーミング・サブスク)で稼ぐ
- YouTubeで稼ぐ
- ライブで稼ぐ
- CDやグッズ販売で稼ぐ
- 音楽制作の受託で稼ぐ
- 音楽講師で稼ぐ
再生回数に応じて、デジタル配信は印税が、YouTubeは広告費を収益として得られます。どちらも、再生数を増やすためには楽曲作りと並行してマーケティングも必要ですが、軌道に乗れば、比較的安定した収入を得られます。
また、CDやグッズ販売、音楽制作の受託で稼ぐという方法も王道です。詳しくは以下の記事で紹介しているので「音楽で稼ぎたい!」とお考えの方は、ぜひ読んでみてください。
音楽を作れるアプリを活用してオリジナルソングを制作しよう!
作曲アプリを活用すれば、初心者でも比較的簡単にオリジナルソングを制作できます。「自分たちで演奏したい」「音楽を作って公開したい」「音楽制作で稼げるようになりたい」など、目的やレベルに合わせて、自分に合った作曲アプリを選びましょう。
また、本格的に音楽制作の世界にチャレンジしたい方はプラットフォームの利用がおすすめです。クリエイター向けのプラットフォームを利用すれば、同業者との意見交換や、案件獲得などに役立てられます。
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