ハンドメイドで売れるものを初心者から上級者向けまで解説〜売る方法や注意点まで〜
「ハンドメイド作品はどんなものが売れるのだろう」「売れそうなジャンルがわかれば挑戦したい」と思ったことはありませんか?
ハンドメイドが趣味の方なら、できれば売ってみたい・買ってもらいたいと思ったこともあるでしょう。
そこでこの記事では、ハンドメイド作品で売れるものを初心者向けから上級者向けまで解説します。これから販売を視野に入れてハンドメイドを楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ハンドメイドで売れるもの〜初心者向け〜
ハンドメイドで売れるもので初心者向けならアクセサリーやスマホケースが定番です。そのほかペーパークラフトも制作しやすいでしょう。1つずつ以下で解説します。
アクセサリー
アクセサリーは初心者向けの人気のハンドメイドです。
ピアス・イヤリング・ネックレス・ヘアアクセなど種類も豊富で、パーツの素材も様々ですが、ほぼ共通して言えるのはパーツを金具で繋げて作る点にあります。ペンチやニッパーといった工具が必要ですが、初心者でも始めやすい点が人気です。
アクセサリーは、1人で複数点購入する方やリピート購入する方もいるため、テーマやモチーフ、素材などにこだわることでファンが増えて人気作家になる可能性もあります。
スマホケース
今や多くの人がスマホケースを使う時代で、特に華やか・可愛いスマホケースは女性を中心に多くの需要があります。
需要も多い中、スマホケースのハンドメイドは、レジンやデコパージュといった技法を使えば簡単に作れることから人気です。また、作品自体が小さく梱包や発送のコストが抑えられる点も販売しやすく人気と言えるでしょう。
ペーパークラフト
ペーパークラフトはその名の通り紙を使った作品で、メッセージカード・貼り絵のようなものから花やリースなどの立体的な作品まで多岐に渡ります。
紙の材質は様々あるものの、比較的安価なうえ、他の道具もカッターやノリなど家にあるものを使える場合が多く、原価が抑えられるハンドメイドです。
特に細やかな作業が得意な人に向いていると言えるでしょう。
ハンドメイドで売れるもの〜中級者向け〜
中級者向けのハンドメイドで売れるものはキッズ用品や布小物です。いずれも裁縫ができる人ならさほど難しくありませんが、少し工夫が必要な点もあります。
キッズ用品
キッズ用品といっても様々ですが、レッスンバッグやシューズ袋などは入園入学にあたって需要が高くなります。
比較的シンプルな形状であるため、裁縫ができる人なら制作自体はさほど難しくありません。ただし、サイズ・素材・名入れなどの要望があったり、子どもの使用に耐えうる作りにする必要があったりするため工夫が必要です。そのためオーダーメイドに対応していると人気が出やすくなります。
布小物
布小物は日常使いするものが多いうえ、ティッシュケースやマスクケースなどは比較的制作も簡単で人気です。ただし、ポーチなどはファスナーをつけるため、慣れるまでは難しいかもしれません。
ファスナーのないものは裁縫ができる人なら難しくないうえ、型紙を一度作ると効率的に多数制作できます。布小物の場合は、布の素材や柄が作品の顔となるため、統一感を持たせたりテーマを決めたりすると人気が出るかもしれません。
ハンドメイドで売れるもの〜上級者向け〜
ハンドメイドで売れる上級者向けのものはベビー服・ぬいぐるみ・ペット服などがあります。いずれも制作の難易度が高く、費やす時間も長くなりがちです。しかし多少高額でも売れやすい傾向にあります。以下で1つずつ解説します。
ベビー服・子ども服
ベビー服や子ども服は型紙作りにも時間がかかり、慣れるまでは1着作るのにかなり時間がかかるでしょう。
しかし写真映えする服や七五三・セレモニー用の和洋装も人気があります。ハレの日用の作品はジャンル問わず一定の需要があるため、既製品より割高でも購入されやすいと言えるでしょう。
ぬいぐるみ
ぬいぐるみは立体的であるため、服よりも型紙が複雑で難易度が高いハンドメイドです。しかし形状や表情で個性が出るジャンルなので、ファンが増えると売れやすいジャンルでもあります。
また、ベビー服などのリメイクでぬいぐるみを制作している作家さんもいます。思い出の布で作れることから人気となっていますが、様々な布に対応することから技術と柔軟な対応が求められます。
ペット服
ペット服は人間の服と形状が異なるため、慣れるまでは制作が難しいものです。
しかし子ども服と同程度の金額で売れやすい傾向にあり、必要な布も少なくて済むため、手間はかかるものの高単価が期待できます。
実際に動物に着せてみて、デザインだけでなく動きやすさも確認した方が良いので、ペットを買っている人向きのハンドメイドと言えるでしょう。
ウエディングアイテム
ウエディングアイテムは多数あり、いずれもハレの日に使用する物であることから、ハンドメイドによる一点ものは人気となっています。
ハンドメイドマーケットなどでよく出品されているのは、リングピロー・ブーケなどです。似顔絵が描ける人ならウェルカムボードも特に需要があります。
ウエディングアイテムは一生に一度の重要なシーンで使用するため、責任は大きくなりますが、その分もやりがいも感じられるハンドメイドと言えるでしょう。
ハンドメイドに関するよくある質問
ここからはハンドメイドに関するよくある疑問、販売場所・価格・注意点などに答えていきます。
ハンドメイド作品はどこで売ったらいい?
ハンドメイド作品を売る場所はいくつかあります。よくある販売経路は以下の4つです。
- ハンドメイドマーケット
- フリマアプリ
- 委託販売
- ネットショップ
販売初心者ならハンドメイドマーケットやフリマアプリが始めやすいでしょう。ただし、それぞれターゲット層が異なるほか、一長一短があります。
フリマアプリは毎日莫大な数の品物が出品されており、中には「ひどい」と言われるハンドメイド作品もあるようです。作品そのものだけでなく、写真にもあまり力を入れていない作家さんもいるため、写真のクオリティを上げるだけでも売れやすくなるケースもあります。
ハンドメイド販売の初心者におすすめのハンドメイド作品の販売場所についてはこちらの記事で解説しています。
ハンドメイド作品に価格の相場はある?
ハンドメイド作品の価格設定はもちろん作家さんに委ねられます。そのため、販売未経験だとどの程度の価格にしたら良いか迷うでしょう。
一般的にハンドメイドの販売価格は「原価の3倍が標準・相場」とされています。
儲かるために原価の3倍にするというよりは、得た利益で次の作品の制作に繋げたり、必要な道具など設備投資をしたり、といった目的があります。
もちろん、同ジャンルの価格帯にある程度合わせることも必要です。競合よりも明らかに安くしすぎると価格競争により相場が下がりかねません。そのため安易な価格設定はやめておきましょう。
ハンドメイドの価格設定に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
”ハンドメイド”だけどミシンがないとだめ?手縫いでもいい?
布小物などを制作する際に、特に手縫いかミシンかを問われることはありません。しかし、作品によっては、ミシンの使用が望ましい場合もあるでしょう。
布小物でファスナーをつける場合、デニムを扱う場合などはミシンの方が向いています。ただし、業務用が必要なわけでないので、特殊な場合を除いて家庭用でも問題ありません。
ハンドメイド作品を売るときに気をつけることはある?
ハンドメイド作品を売る際は、著作権・商標権に注意しましょう。
有名キャラクターやブランドロゴがプリントされた生地を使用した作品・本などのレシピをそのまま使用した作品を販売してはいけません。著作権の侵害となる可能性があります。
このように自分で楽しむだけなら問題なくても、販売すると違法になるケースがあるため、トラブルが起きないように著作権について勉強しておきましょう。
ハンドメイドと著作権についてはこちらの記事で解説しています。
まとめ|ハンドメイドで売れるものはさまざま
ハンドメイドで売れるものは非常に数多くあります。
その中でも材料や必要な道具が安価であり、制作の難易度が比較的低いアクセサリーやスマホケースなどは初心者向きと言えるでしょう。
一方で制作に時間がかかる、慣れないと制作が難しいものは上級者向けですが、単価も比較的高い傾向にあります。
自分のもつスキルや興味を考慮して販売したいハンドメイドを選び、楽しく制作していきましょう。
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