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イラストレーターの年収はどのくらい?フリーランスや副業におすすめの収入を得る方法も紹介

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「イラストレーターとして働きたいけど、稼げるのかな?」「イラストを描けるから副業で稼げないかな?」と気になったことはありませんか?

イラストが得意な方なら、一度は仕事にしてみたいと考えることあるでしょう。本業としてだけでなく副業としてでも、好きなイラストで収入を得られると嬉しいですよね。

そこでこの記事では、イラストレーターの平均年収や収入アップの方法、副業でもできるストック収入の作り方を解説しています。好きなイラストで収入を得たい方はぜひ最後までご覧ください。

イラストレーターの平均年収はどのくらい?

イラストレーター・年収

イラストレーターは正社員などのように雇用される場合とフリーランスで働く場合で収入も異なります。まずは雇用されている場合の年収について解説します。

正社員

正社員のイラストレーターの平均年収は約364万円で(2023年7月時点)、月給に換算すると30万円程度です。(参照元:求人ボックス

また、地域差がややあり、東京などの都市部ではやや高い傾向はあります。スキルや経験の影響も受けるとは考えられますが、あまり収入が高いとは言えません。

日本の全業種の平均年収が約443万円(2022年時点)であるため、イラストレーターの年収は少し低い傾向にあると言えます。(参照元:平均年収.jp

アルバイト・パート

アルバイトやパートの平均時給が1,021円程度、派遣社員では1,399円程度となっています。特殊なスキルが必要な仕事ではあるものの、こちらもあまり高いとは言えない状態です。

(参照元:求人ボックス

フリーランスのイラストレーターの年収はどのくらい?

イラストレーター_フリーランス
フリーランスのイラストレーターの年収はピラミッド状の分布をしていると推定され、フリーランス1年目なら100万円以下の人も多いようです。また、副業レベルなら月1万円未満の人も少なくありません。

一方でフリーランスのトップレベルでは年収3000万円くらいと言われていますが、本当にごくわずかでしょう。クリエイター系のフリーランスだと、高い年収をイメージする人も多いかもしれません。しかし、ある程度の売れっ子でも、請け負う案件によって年収1000万円くらいが上限に近いという声もあります。

そもそもフリーランスのイラストレーターの報酬体系としては1枚〇〇円といったものが多い傾向にあります。単価の設定にもよりますが、単純に枚数を多くこなせば収入が増えるものの、仕事の依頼がなければ収入にならないため、不安定な状態と言えます。

イラストレーターが年収アップするためには?

ポートフォリオ
正社員でもフリーランスでもイラストレーターの年収はあまり高くありません。しかし年収アップの方法はいくつかあります。ポートフォリオの作成やオリジナリティを磨くことで仕事の依頼が増えたり、イラスト以外のスキルと組み合わせることで単価アップできたりする場合もあります。

ポートフォリオを作成する

イラストレーターとして年収をあげたいなら、まずは充実したポートフォリオを作成しましょう。その際には以下の点を踏まえて作成することをおすすめします。

  • バリエーション・得意分野がわかるイラスト(数は多い方が良い)
  • その他の技術
  • プロフィール・実績
  • ケースによっては参考単価
  • 奥付

ポートフォリオは画集ではありません。営業の材料になるものです。そのため、多様なイラストを載せるのはもちろん、数字で公開できる実績などもあわせて記載してください。見た方が発注したくなるようなものを作りましょう

オリジナリティを磨く

発注する側からすると、「イラストレーターはイラストが上手なのは当然」とみなされます。そのため、ただ上手なだけでなく、オリジナリティがなければ仕事が得られず年収を上げることは難しいでしょう。

しかし、オリジナリティを磨くといってもいきなり自分独自のイラストを描くのは容易ではありません。

イラストレーターでも多くの人は、好み・目標とするイラストの模写からイラストを描き始めます。そこから、少しずつアレンジを加えていくと、徐々に他のイラストレーターと似た部分が少なくなるはずです。この過程を繰り返すことで、自分ならではの作風ができ差別化につながったり、オリジナルキャラを生み出したりしやすくなります。

発注側が「この人に頼みたい」と思えるようなオリジナリティあふれる画風を確立できると良いですよね。

イラスト制作の案件を受注する

正社員やアルバイト・パートのイラストレーターの場合は、副業としてイラスト制作の案件を受注すると年収の上乗せができます。

案件はクラウドソーシングなどで探したり、知人から紹介してもらったりと様々ですが、リテイクが多くなる場合もあるため注意が必要です

また、イラストの中でも、似顔絵が描けるなら結婚式のウェルカムボードなどの案件も対応できるでしょう。この場合は、ハンドメイドマーケットの「出品」という形で依頼を待つことができます。自分の得意分野に合わせて、仕事探しの場所を考えると案件を受注しやすくなるでしょう。

ウエルカムボードなどハンドメイドで売れるものに関してはこちらの記事で解説しています。(内部リンク「ハンドメイド 売れるもの」)

イラスト以外のスキルを習得する

イラストレーターというと「1枚のイラストを描く」というイメージされる場合が多いでしょう。

このイラストに他のスキルを組み合わせると単価をあげやすくなります

よくある例としては、漫画・動画制作・デザイン・ライティングなどが挙げられますが、特に漫画は普段スマホやPCを使っていて広告漫画を目にする機会も多いでしょう。1枚のイラストより漫画にした方がストーリーが伝わりやすいため、漫画の制作は近年需要の高まっているスキルと言えるでしょう。

ストック収入を作る

正社員でもフリーランスでも、イラストレーターの収入はイラストを描くことによる労働収入(フロー収入)です。そのため、年収に上乗せするなら、手を動かしていない時にも収入を得られるストック収入を作ると良いでしょう。

ストック収入がある程度の金額あれば、仮にフリーランスで仕事がない時でも安心です。ストック収入の例を次の章で紹介します。

フリーランス・副業のイラストレーターにもおすすめのストック収入

ストック収入
フリーランスや副業のイラストレーターにもおすすめなのはストック収入を作ることです。

ストック収入があれば、フリーランスで仕事が減ってしまった時にも安心できます。また、副業でこれから少しずつ収入を増やしていきたい方にもピッタリでしょう。イラストレーターにおすすめのストック収入を以下で紹介します。

ストックイラストに登録する

イラストレーターにおすすめのストック収入の1つはストックイラストです。ストックイラストサイトには、イラストACのように無料のサイトや、PIXTA・Adobe Stockなどのように有料のサイトがあります。

利用の流れは概ね以下のように共通しています。

  1. ストックイラストサイトに登録する
  2. イラストを投稿する(審査あり)
  3. サイトの利用者がイラストを購入・ダウンロードする
  4. クリエイターの収入になる

一度イラストを投稿すれば、サイトがある限り収入源となるのが大きなメリットです。

ただし、ある程度の収入になるには、投稿数もかなり必要となります。1つのテーマで多数のイラストを投稿する、季節ものなどの需要に応えるといった工夫をすると良いでしょう。

ストック収入になるのはもちろんのこと、人気が出れば仕事の依頼につながる可能性もあります。気になる方はひとまずサイトに登録してみてはいかがでしょうか?

LINEスタンプを販売する

LINEスタンプの制作もストック収入としておすすめです。スタンプの制作はLINE Creators Studioというアプリを使えば無料で始められます。イラストを作成し、LINE creators Marketで申請して承認されれば販売されるため、参入自体は気軽にできるのがメリットです。スタンプの価格は自分で設定でき、販売価格の35%を分配金として受け取れる仕組みになっています。

画力だけでなく知名度がないと売れにくいと言われているため、SNSでスタンプの宣伝をしている人もいます。イラストレーターとしてSNSで発信しつつ、スタンプを販売・宣伝すると売れやすいかもしれません。

まとめ|イラストレーターの年収を上げるならストック収入も検討しよう

イラストレーターの年収はあまり高くないのが現状です。フリーランスで売れっ子であれば高収入を目指せるかもしれませんが、ごく一握りと言えるでしょう。

そのためイラストレーターが年収を上げるには、今の年収に上乗せする工夫が必要です。ポートフォリオを充実させ仕事につながる取り組みをしたり、手を動かしていない時にも収入を得られるようにストック収入を作ったりするのも良いでしょう。

こういった取り組みはフリーランスや副業も方でもできるため、イラストレーターとして収入を得たいならなら、ぜひ試してみてください。

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