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マイク・歌い手

初心者必見!歌い手に必要な機材を紹介〜クオリティアップのコツも〜

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「歌い手として活動したいけど、どんな機材を揃えたら良いのかな?」と疑問に思っていませんか?

「歌ってみた」動画を制作するためには、動画制作のためのハードとソフト、録音のためのマイクや関連機器が必要になります。この記事では歌い手に必要な機材とクオリティを上げるためのコツを解説します。これから「歌ってみた」に挑戦してみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

歌い手に必要な機材〜動画制作用〜

歌い手が「歌ってみた」動画を投稿するためには、パソコン・DAWソフト・動画編集ソフトが必要です。最低限スマホだけでも歌い手にはなれますが、本格的に制作したいなら、ぜひ揃えておきましょう。

ちなみに、歌い手になるためのスターターキットも販売されています。キットによって内容は異なりますが、概ね「歌ってみた」動画を制作するためのDAWソフト・オーディオインターフェース・マイクがセットになったものが多いようです。

「歌ってみた」動画の作り方はこちらで解説しています。機材が用意できたら参考にしてくださいね。

パソコン

スマホ1台でも歌い手として「歌ってみた」動画の投稿は可能ですが、より本格的に取り組もうとおもったらパソコンを使いましょう。

パソコンを使うことで、録音・編集・MIXなどをするのに、より高機能なソフトを使用できます。もちろん、それ相応にスペックも必要です。最低限以下のスペックはあると良いでしょう。

  • CPU:Core i5以
  • メモリ:8GB以上
  • ストレージ:SSD 256GB以上

上記はあくまで最低限のスペックであり、厳密にいえば使用するソフトの推奨環境を満たすものを用意する必要があります。ソフトがスムーズに動作するパソコンを選んでくださいね。

DAWソフト

DAW(Digital Audio Workstation)ソフトは、歌声の録音・編集・MIXを行うためのソフトです。初心者向けの無料ソフトから、プロ仕様の有料ソフトまで、さまざまな種類があります。

DAWソフトの選び方や特徴については、こちらの記事で解説しているため、ぜひ参考にしてください。

動画編集ソフト

「歌ってみた」動画を完成させるためには、動画編集ソフトも必要です。DAWソフトで制作した音源を動画にします。静止画しか素材がなくても、動画は作れます。動画編集は未経験だと少し大変かもしれません。しかし、「歌ってみた」動画を作るには欠かせない工程です。少しずつ慣れていきましょう。

動画編集ソフトの選び方やおすすめはこちらの記事で解説しています。

歌い手に必要な機材〜マイク関連〜

マイク・ヘッドホン

歌い手にとって重要な機材がマイクやその関連機器です。マイクといっても値段はピンキリで、安いものからプロ仕様の高額なものまでさまざまです。ここからは歌い手なら揃えておきたいおすすめの機材を紹介します。

マイク

歌声の質を左右するのがマイクです。マイクの種類は多数ありますが、歌ってみた(ボーカル録音)用ならコンデンサーマイクかダイナミックマイクが適しています

  • ダイナミックマイク:一般的によく見かける、手に持つタイプのマイク。カラオケやライブで使用されることが多く、耐久性・汎用性は高い。ただし、感度は低めなので、かなり近づいて使用するか声量が大きくないと拾う音が小さくなってしまう。比較的安価。
  • コンデンサーマイク:レコーディング風景でよく見かけるマイク。耐久性は低い。感度は高く音をクリアに拾ってくれるため収録する場面に向いている。比較的高価。

ダイナミックマイクでも歌声の録音は可能ですが、予算が許せばコンデンサーマイクを選ぶと良いでしょう。

マイクスタンド

歌声(ボーカル)録音ならマイクスタンドはぜひ揃えたいアイテムです。特にコンデンサーマイクを使用する際は、手で持つと手指の当たる音まで拾ってしまうためスタンドは欠かせません

スタンドの形状はいくつか種類がありますが、ボーカルのみならストレートタイプ、楽器を弾きながら使用するならくの字タイプが向いています。

ポップガード

レコーディング風景で、マイクの前に丸いメッシュ状のものがあるのをよく見かけるではないでしょうか。これがポップガードです。基本的にマイクスタンドに取り付けるタイプが多い傾向にあります。

普通にマイクに向かって喋ったり歌ったりすると、ポップノイズと呼ばれるノイズが入ります。特にパ行の音で出やすいほか、勢いよく息がマイクに当たっても発生するノイズです。ポップガードを付けることで、このポップノイズを防げます。また、呼気の湿気や唾からマイクを守る効果もあるため、マイクを長持ちさせる意味でも付けておきたいアイテムです。

ヘッドホン

歌声の録音はカラオケ音源を聴きながら行いますが、その際ヘッドホンを使用します。

基本的にカラオケ音源と歌声は、同じマイクで録音しません。音量の調整はのちのMIX作業時に行うため、カラオケ音源と歌声は別々のデータが必要となります。そのため、歌声を録音する際は、ヘッドホンでカラオケ音源を聞くのがベターです。

また、ヘッドホンがあると、MIX作業時の確認にも役立ちます。ぜひ揃えておきましょう。

オーディオインターフェース

オーディオインターフェースは、マイクで録音する際、パソコンと接続するのに必要です。マイクとパソコン、その他の機材を接続する役目があるため、楽器の演奏を録音する・スピーカーで音を鳴らすなどでも役立ちます。

あると便利な機材

譜面台

ここからは、必須ではないけれど、「歌ってみた」の歌声録音時にあると便利なものを紹介します。

リフレクションフィルター

自宅で歌声を録音する際、環境によっては声が反響してしまい、クリアな音にならない事態が起こり得ます。そんな音の反響を防いでくれるのがリクレクションフィルターです。一般的にマイクを半分程度囲うタイプのものが多く販売されています。

なかには、頭部を囲って防音できる製品もありますが、かなり高価です。自宅や近所への音漏れが避けられない場合には良いかもしれません。

譜面台

譜面台もあると便利なアイテムです。録音時に歌詞を書いた紙、歌詞を表示させたスマホやタブレットなどを置きましょう。特に、動画として「歌ってみた」を撮影する時に役立ちますよ。

「歌ってみた」のクオリティを上げるコツ

ポイント

ここからは「歌ってみた」のクオリティを上げるためにできるコツを紹介します。初心者でも試せるものばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。

環境にこだわる

機材にこだわるのも良いですが、録音環境にもこだわるとより良い条件で録音できます。

特に自宅で録音するなら、静かで音が反響しない場所づくりは欠かせません。いわゆる部屋鳴りと呼ばれる反響音が発生すると、録音したい歌声以外も拾ってしまい、聞き取りにくい音になってしまいます

反響を防ぐには、前述したリクレクションフィルターの設置が効果的です。吸音材も効果があります。壁に貼るタイプや床におくタイプなどがあるので、自宅に合わせて選ぶと良いでしょう。

また、どうしても購入が難しければ、効果は劣りますがカーテンなどで囲うことで少し反響を防ぎやすくなります。自宅や予算に合った方法を試してみましょう。

トラックを分けて録音する

「歌ってみた」は基本的にライブではないので、一発撮りしなくても構いません。むしろ1曲をいくつかのトラックに分けて録音することをおすすめします

失敗したところを録り直しやすいだけでなく、ブレスが難しい箇所をつなげることで上手く仕上げられるメリットもあります。

一見手間がかかるようではありますが、仕上がりを良くするには効率的なやり方といえるでしょう。

ハモリを自分で歌う

ハモリはDAWソフトのMIXでも作れますが、綺麗にハモれない場合もあります。そのため、自分でハモリを歌った方がうまく馴染むうえ、よりオリジナリティのある歌になるのでおすすめです。

しかし、楽譜がない場合、ハモリのメロディが分からない方もいるかもしれません。ハモリにはある程度型があるため、耳コピが難しければ和音や度数について勉強すると、自分で作りやすくなりますよ。

まとめ|必要な機材を揃えてクオリティを上げよう

スマホ1台でも歌い手にはなれますが、本格的に活動したい・クオリティを上げたいなら、ぜひ機材は揃えましょう。

特にマイクの関連機器や部屋の環境づくりは、思った以上に重要です。クリアな歌声を録音できるように、できるところから取り入れてみてくださいね。

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