エッセイの書き方や面白くするコツとは?収入を得る方法もあわせて紹介
「文章を書くのは好きだけど、エッセイってどうやって書いたら良いのかな?」
「人に読まれるようなエッセイを書いてみたい」
このように思ったことはありませんか?
世の中に数多ある素敵なエッセイに触れると、文章が好きな人なら自分も書いてみたいと思うかもしれません。
そこでこの記事では、エッセイの書き方や面白くするコツなどを解説します。これからエッセイに挑戦してみたい方はぜひ最後までご覧ください。
そもそもエッセイとは?
エッセイを読むことはあっても、厳密にはどういった文章を指すのか知らない人も多いのではないでしょうか?
エッセイとは、俳句などのような型がなく、自由に書かれた文章を指します。随筆と似ていると思う方も多いでしょう。随筆は実際にあった出来事などに対しての著者の言動を自由に書いたもので、一方のエッセイは著者の思想や感情を自由に書いたものを表します。そのため、エッセイの方がより著者の内面を表現したものと言えそうです。
また、エッセイと日記も似ているように感じられるかもしれません。しかし、エッセイは日記と違い、人に読まれることを前提として書かれています。また、エッセイには構成があり、序論・本論・結論からなる点も特徴と言えます。
エッセイの書き方〜手順に沿って解説〜
それでは、エッセイの一般的な書き方を解説します。初心者でも書きやすい手順は以下の通りです。
- テーマを決める
- 構成を作る
- 本文を書く
- 推敲する
- タイトルを決める
①テーマを決める
まずはどのようなテーマで書くのかを決めましょう。
テーマの例としては、自分が興味や関心を持っていること、自分の経験や思い出に基づくこと、自分の意見や主張を述べたいことなど、様々なものがあります。珍しい体験や失敗談なども鉄板です。テーマを決める際には、以下の点も考慮してみましょう。
- 読者が知りたいと思うようなテーマを選ぶ
- 自分が詳しく知っているか、調べられるテーマを選ぶ
- テーマがあまり広過ぎないか確認する
日記と違い、人に読んでもらうことを前提とするため、読者に興味を持ってもらえるテーマが良いでしょう。奇抜なテーマであったり反対にありきたり過ぎても、あまり興味を持たれない可能性があるように、テーマ決めは難しいものです。例えば身近なテーマであっても、思いもよらないものと組み合わせると新鮮に感じられ、読者の興味を惹きつけるかもしれません。
②構成を作る
一般的にエッセイの構成は、序論・本論・結論の3部構成になります。
まず序論(導入)で、テーマの背景や目的を説明して読者の関心を引きつけ、本論でテーマに関する自分の考えや感想を具体的に展開し、結論で内容をまとめて読者に印象づけます。
自由に書けるのがエッセイの良いところではありますが、人に読まれることを踏まえて、読みやすい構成にすることが重要です。
③本文を書く
構成ができたら、いよいよ本文を書き出しましょう。
エッセイの本文は自分の言葉で自由に書けますが、ただ想いや感想を書くだけではあまり面白くありません。
- 具体例や比喩などを用いる
- 自分ならではの感情や感性を表現する
- 疑問文や反語などを用いる
- どのような文体で書くのか統一させる
出来事と感情の動きを文章にしていくなかで、自分ならではの視点や考え方を表現していくと面白くなります。また、読者と対話しているような雰囲気を作るために、疑問文などを使うのも良いでしょう。
④推敲する
エッセイに限らず推敲ではまず、誤字脱字がないかチェックしましょう。また、文章の内容や表現を見直すことも重要です。当初のテーマや構成から外れていないか、繰り返しになっている箇所や矛盾点がないかも併せて確認しましょう。
⑤タイトルを決める
エッセイのタイトルは、基本的に文章全体の内容やテーマを表すものにすると良いでしょう。一般的なタイトル付けのセオリーは以下の通りです。
- 読者の目を引くようなタイトル
- テーマと関係があるタイトル
- 短くて分かりやすいタイトル
このほかにも、読み終えた後で意味が分かるようなタイトルも面白いものです。いずれにせよ、読者を惹きつけ、思わず手に取りたくなるようなタイトルをつけられると良いですね。
エッセイを面白くするコツ
エッセイは自分の考えや体験を文章にするジャンルですが、ただ書き連ねるだけでは読者の興味を引くことができません。エッセイを面白くするためには、書き方のポイントをおさえたり、作品から学んだりする必要があります。
書き方のポイントを意識する
エッセイを書くときには、以下のようなポイントを意識しましょう。
- 必要な説明を加える
- 文語を意識する
- 会話文を入れる
エッセイのテーマによりますが、使用する用語に気を配りましょう。自分が普段使い慣れている言葉でも、専門用語などで読者が知らない可能性もあります。このような場合は、読者が理解しやすいように、適宜説明を加えましょう。
また、エッセイは自分の言葉で書くものですが、基本的には文語で書きましょう。そうはいっても慣れていないとつい口語(話し言葉)を使ってしまうかもしれません。そのため、推敲時には見落とさないように注意してください。多くの文書作成ソフトには校正機能が搭載されているため、積極的に使用しましょう。
ほかにも、会話文はリアリティが増すほか、流れによってはアクセントにもなります。効果的に使えるように意識してみましょう。
書き出しを工夫する
エッセイの書き出し、特に1行目は非常に重要です。書き出しで読者の注意を引かなければ、読み進めてもらえません。以下のような方法で工夫してみましょう。
- 質問や疑問を投げかける
- 驚きや興味を引く事実やデータを提示する
- 自分の体験やエピソードを語る
- 読者の共感を誘う話題や感情を書く
- テーマに関連する名言や格言を引用する
色んな手法を試して、思わずページをめくりたくなるような書き出しを目指しましょう。
プロのエッセイや書き方の本から学ぶ
面白いエッセイを書くためには、プロのエッセイや書き方の本から学ぶことも大切です。プロの作品を例文として、真似・アレンジするところから練習するのも良いでしょう。また、プロの作品や本から学ぶことで、以下のようなメリットもあります。
- テーマの選び方や絞り方がわかる
- 構成や展開の仕方がわかる
- 文章力や表現力が向上する
- 自分のスタイルやテイストが見つかる
書くにくい、と感じたらぜひ他の作品や本を読んでみましょう。
エッセイで収入を得る方法
エッセイを趣味で書くのも良いですが、「できたらもっと色んな人に読んでもらいたい」「少しでも収入を得られたら」と思うこともあるでしょう。
実は、プロの作家でなくてもエッセイで収入を得られる可能性はあります。ここからはその方法を紹介します。
ブログ運営で広告収入を得る
まずは自分で運営するブログにエッセイを書き、広告収入を得る方法です。ただし、ブログ運営といっても様々なサービスがあるため、ブログなら何でも良いわけではありません。広告収入を得たいのであれば、レンタルサーバーを借りて自分でブログを運営すると良いでしょう。
ブログ運営で収入を得る方法は大きく2つあります。アフィリエイトによる広告収入はよく知られていますが、エッセイであればクリック報酬型のGoogle AdSenseの方が向いているでしょう。この場合は、ブログを運営した上で、審査を受ける必要があります。また収益はブログのアクセス数に大きく左右されるため、読まれる数を増やす工夫は欠かせません。
エッセイ集を出版して印税収入を得る
「出版」と聞くと「一般人には無理」と思う人も多いでしょう。しかし今の時代、出版も紙の本だけではありません。Kindle出版などの電子書籍という形で、個人でも出版している人は少なくありません。
電子書籍は紙の本のようなハードルの高さがないうえ、文量が少なくても出版できるメリットがあります。ある程度の数を出版する必要はありますが、個人でも電子書籍で月に数万円稼ぐ人もいるほどです。
電子書籍の出版には表紙用の画像を用意する必要はありますが、無料のデザインツールなどでも作成可能です。気になる方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
コンテストに応募して賞金を得る
小説だけでなく、エッセイにも公募のコンテストがあります。入賞すれば賞金がもらえるため、作品を応募して賞金を稼ぐ方法もあります。もちろん狭き門であり、必ず稼げるわけではない点は念頭に置いておきましょう。
「腕試しがてら書きたい」と思える人であれば向いているのではないでしょうか?
まとめ|書き方のコツをおさえてエッセイを楽しもう
エッセイは自由に書いて良いものですが、それでもある程度の型はあります。これから書くのであればテーマや構成を決めてから書き始めると、より読みやすい作品になるはずです。
実際に書いてみると途中で行き詰まることもあるかもしれません。そんな時は書き方のポイントを再度意識してみたり、プロの作品から刺激を受けたりするのもおすすめです。コツをおさえて、楽しんでエッセイを書いてみましょう。
SparCはクリエイターとして収益を得たい方々を応援しています。このページがお役に立てたら、ぜひSNSでも拡散をお願いします!